けたたましい警報が鳴り響く……。
その音、それは天啓の如く轟き渡る、死の合図。
『遺分體』──忌まわしき歪曲、神の模倣にして、神を欺いた徒花。
その顕現は常に唐突で、無慈悲で、そしてあまりにも静謐だ。
地表を離れ、天へと駆ける。
ストームボーダーは、まるで贖罪を逃れる箱舟のように、
あらゆる現実を振り切って、空を裂く。
だが、そこに待つは救済に非ず。
迎えるは終焉、報復、神罰、あるいは……己自身の鏡像か。
そうだ。
遺分體は我々を”見る”。
“視る”のではない。”観る”のでもない。
ただ”見る”のだ。
その視線は、祝福と呪詛を同時に孕んでいる。
この世すべての悪に甘んじた者だけが、微かに理解できるだろう。
必殺の一撃などと、俗な呼び方をしてもいい。
だが、それは美しい。
見よ、あれが世界の終焉を彫刻する、一撃の詩だ。
――果たして、この”視線”の先に在るものは、破滅か?
それとも、祝祭か?
選び取る資格すら、既に我らには無いのかもしれない。
さあ、運命は整った。
ソラの果てにて、遺分體との”最後”の戦いが、今――始まる
#fgo #オルガマリークエスト #オーディールコール
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